ある日テラスの下で、か細いネコの鳴き声が聞こえてきました。
でも顔を地面すれすれにつけて下を覗いてみても、暗くて見えません。覗いていると鳴き声もやみました。
ベランダの外の地面にネコエサを置いてみました。するとチョロチョロと、仔猫らしき動物が出たり入ったりし始めました。
栄養失調のせいか、とてもやせていて、顔の部分がガビガビした白い毛色の猫でした。何とか妻が手なずけて、家に入れてミルクをやった時の写真がこれです。
うちではこれまで飼ってきたネコの名前は私が直感的、もしくは暫定的(結局そのまま)につけてきました。で、見た目そのまま「みるく」(メス)と命名。
生まれてすぐ親元からはぐれて、どこをどうさ迷って、うちのテラスにたどり着いたのか、謎です。人を怖がって、なかなか懐かないのは、この時期のつらい体験のせいでしょう。
あれから1年半ばかり。夜はいつも妻のベッドで寝ています。私には未だに心を許していない風です。
見違えるほど綺麗なネコに生まれ変わりました!