■アンケートの結果から読めるもの■
各お店で、1週間、お客様に対するアンケートが実施されました。
加盟商店数98店舗。アンケートの有効回答数は3,430通でした。
設問数を絞り、気軽に参加できるようにしました。お年寄り等、相手によっては、各店の店主が代わりに記入するなどして、思っていたより、数多くの回答を得ることができました。
アンケートの設問は次の4つでした。
▼どちらにお住まいですか ▼お年はおいくつですか ▼性別 ▼八幡宮商店街を良くするためのご意見
集計の結果、次のことが判りました。
▽商圏範囲の中心は、500m~1kmという近隣型
▽年齢比で見ると50代が最も多く、次いで60代以上といった老年世代が60%を占めました。ただ、3番目に20代のヤングファミリー層がきているのは予想外でした。最近できた5km先の大型団地の住民でした。
▽男女比は3対7で、予想通り、日常の買い物に多く利用されていることが確認されました。
▽「八幡宮商店街を良くするためのご意見」は、回答数が少なく、すぐの実現が難しいものがほとんどでしたが、いくつか取り入れたい意見もありました。
1.休憩所、またはベンチの設置
2.自転車が走り回り、危険
3.駐車場がほしい ・・・等が、そうです。
◇ ◇ ◇
集計の結果を受けて、商店会長のEさんが役員会を招集しました。
Aさんの考え方は、前と同じです。
1.八幡宮商店会の現在のファンを、第一に大切にしよう。
2.大売出しを機に、新しいファンを20%は獲得しよう。
3.商店街のイメージアップをはかろう。
★集計結果から読めるもの。→Aさんは次のような提案をしました。
1.50代、60代のファンに、より愛される商店街になろう!
2.20代のヤングファミリー層に向けたイベントを仕掛けよう!
3.商店街のイメージアップをはかるため、10月の「八幡宮・秋の大祭・大売り出し」前の1ヶ月間、プレキャンペーンを実施しよう!
◇ ◇ ◇
Eさん 「イメージアップ・プレキャンペーンか、そりゃいいね」
Bさん 「で、一体何をすればいいんだい?」
Aさん 「2つあると思います、第1は、商店会会員である各お店の店主、従業員の意識改革です。第2は、『良くするための意見』にあったことを、ひとつでも実現させることです」
Cさん 「意識改革ねえ。たとえばどんなことだい?」
Aさん 「まだ考えがまとまってはいないのですが、たとえば『サービスの均一化』のようなものかなあ」
Dさん 「じゃ、第2の『意見』からは、なにが考えられるのかな?」
Aさん 「駐車場を作ったり、借りたりするのはすぐには無理です。でも、駐輪場なら可能だと思います。いくつかある、空き店舗を利用するというのはどうでしょう」
Eさん 「なるほど。そうすれば自転車が商店街の中を走り回ることがなくなって、ゆっくり買い物ができるな」
Bさん 「お年寄りにも、いいですね」
Aさん 「自転車が通らなくなれば、ベンチが置けますよ」
Cさん 「ベンチより、縁台がいいな。下町っぽくて」・・・