そこに人が集まり、そこで人が楽しみ、そこが好きになる

(株)ジーツーゲイトは「共感を呼ぶイベント」を提案します

第15回目・イベントが終了したあと(1)

 イベントが終了しました。

 Aさんは「成功だった」と自負しています。

 おおむね天候にも恵まれました。最終日に1時間ほど豪雨に見舞われましたが、それはスコールのようで、その後からりと晴れ渡り、虹が見えました。

■イベント終了後の後始末■

 ◆打ち上げはすぐやる!
 
 出来るだけイベント終了当日、熱が冷めないうちに行いましょう

「近いうちに」とか云ってると、結局やらずじまいになってしまうことが多々あります。
 「打ち上げ」をやる意味は、実にたくさんあるのです

f:id:e-tambourine:20200824160544j:plain

打ち上げは終了後すぐやる!


▼慰労と同時に親睦を図り、後にしこりを残さない

▼興奮状態をゆっくりと元に戻す
・イベントは、ある種「お祭り」です。祭りが終われば、翌日からの日常生活に備えて、気持ちを戻さなければなりません。

▼打ち上げ終了で、イベント経費を原則、すべて締める

▼みんなの話をさりげなく聞くことにより、「反省会」の材料がそろう
・打ち上げでの会話に耳をすませば、みんなが成功と感じているか、失敗だと思っているかが分かります。


◆反省会は準備を十分整えて!

 役員だけでやる反省会ならば、「協同責任者」同士ということで、そんなにもめるなことはないでしょう。

 商店会会員で行う場合は要注意です。成功だったという認識が大勢を占めていても、「一言、苦言を呈する」という硬骨漢(!)は必ずどこにもいるものです。そうした時、逆らわずに話をよく聞き、誠実に対応しましょう。

 その時点で集計できる「数字」(経費関係、参加者数、その他)は、機会を捉えて公開しましょう


◆資料の作成は今後のため。

 実施の段階で、イベントの記録係を決めておくのがBESTです。

 カメラ、デジカメ、ビデオ等で残すようにしましょう。デジカメだとホームページへのアップが楽です。

 ビデオ資料は、「見る」ための条件に制限があるので案外使いづらいものです。「長回し」は必要ありません。身内の楽しみのためと、割り切って考えましょう。

 イベントに参加されたお客様のうちから、ピックアップで100名ほどアンケートが取れれば、今後の資料として価値のあるものとなります。

 質問項目の書いた用紙をバインダーに数枚挟み込み、イベント会場でお客様に直接質問して、係員が書き込んでいけば、大した時間と負担をかけずにアンケートを取ることが出来ます。
 (こう云ってはナンですが、よほどのことがない限り、案外うれしい答えをくれるものですよ!!)

 

◆その他

▼支払い~締め、支払日を守る〔業者には気持ちよく、早めに払いましょう!!〕

▼収支報告~厳密にやる(もめごとの起こらないよう気をつけて!)

 

   ◇     ◇     ◇
 
 これでイベントはすべて終了です。
 八幡宮商店街におけるイベントの成功は、

1.観客動員数 
2.売上UP 

 等で測られるべきものですが、もうひとつ忘れてならないのが、

3.イメージUPが成功したかどうか

 でしょう。これは単純に終了時点で〔完了〕といったものではありません。
 時間を掛けてサービスを完成させていきましょう

 イベントはお客様の目をこちらに向けさせるという意味で、大変有効です。
 ただ恐いのは、「イベント(売り出し)が終わったら、元に戻ってしまった」と思われることです。
 商店街の元気は、不断の努力に掛かっているのです。

 次回は、イベントを境に八幡宮商店街が「その後どう変ったか」について、書いていきます。お楽しみに。