「人だかり」がしていると、「ナンだ、ナンだ?」と心が騒ぎ、きっといいものがあるに違いないと思い、人は吸い寄せられていきます。
見てみて、「なんだあ」と思い、立ち去る人がいます。
またあるときは、覗き込み、足を止め、じっと見入る。これは、その人その人の「価値基準」に依ります。
立ち去る人が少なく、足を止める人が増えていくと、人だかりはどんどん大きくなっていきます。「いいイベント」「チカラのある出し物」がそうです。
例えば、同じ太鼓の演奏でも、グループによって随分と違うものです。
仲間同士の技量差があり、聴いていて、リズムに快感を覚えず、どこかバラバラで、太鼓の大音量に不快を感じると、人はドンドン輪から離れていきます。
技量が優れ、統一感があって、一糸乱れぬ太鼓の演奏は、魔法にかかったような、しびれる快感があるものです。大音量も気にならず、吸い寄せられるように、次から次へと足を止めていきます。
脇で見ていて、私はイベントの成功を確信すると同時に、「そろそろ通路の確保をしなきゃ」とスタッフに指示を出します。
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私の考えるイベントは、店頭で太鼓の演奏を見せたり、風船を配ったり、屋上でヌイグルミ・ヒーローショーをすることばかりを指すものではではありません。
“イベントで、マーケティング!”するとは、変化を楽しむこと、発見する喜びをお客様に提供することと考えています。高付加価値のあるストア作りのため、商品やサービスを見直し、お店の隅々までイベント感を演出しましょう!
【イベント感を演出!≪ストア・イベント≫】
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店舗のデザインを見直し、イベント性のある店づくりに変える!
例)「プラネタリウムのあるお店」・・・テーマパーク風
「ノスタルジーあふれるお店」・・・昭和30年に内装を統一
●お金が掛ります。当れば、大ヒット!!
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「商品陳列法の常識」の逆をいく! 一見乱雑な陳列→発見する喜び
例) 何かと評判の『ドンキホーテ』・・・目的買いを奨励しない!
●滞留時間を延ばす努力は、必ず売上UPに繋がります!
~「100円ショップ」を出るとき、5000円も買ってしまっていたいた...
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接客マニュアルを改定!
・・・ディズニーランドのスタッフと、ゲストの関係を応用しよう!
●余分なお金を掛けない一番手っ取り早い方法です!
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いつも「イベントのあるお店」を心がけましょう!
時には「風船配布」や、「パフォーマー」・・・で、アクセントをつけるのもいいものですね。(定番イベント回帰!)