「仕込み」の出来ないイベントプランは、「絵に描いた餅」と、前回書きました。そのことについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
■イベントを実施しようと思うきっかけは、いろいろな場合が想定されます■
1.仲間同士、クラス会、町内会で盛り上がりたい!~ 結婚式、子供会イベント、自治会の集まり、等
2.イベントを仕掛けて、売上を上げたい!~ パーティー券を売る、コンサートチケットを売る、等
3.売上を上げるため、お客様をたくさん呼びたい!~ ストアイベントのセール企画、等
4.新商品を大々的に発表したい!~ 展示会、見本市、記者発表会、店頭プロモーション、等
5.その他~ 文化・スポーツイベント、博覧会、会議イベント、等
■数多くの人を集める!■
こうして見ていくと、大抵のイベントは、質の問題はおくとして『ひとりでも数多くの人を集める』ことに、第一の目標があることが分かりります。
ではどうすれば、人が来てくれるか? そこからイベントのプラン作りは始まります。
■イベントは、まずプランから!■
プラン作りで大切なことを、まず3つ挙げます。
1.誰を呼びたいのか?
~ 「誰でも良い」場合もありますが、「効果」「効率」を考えると、ターゲットの絞込みは重要です。「不特定多数」の観客が押し寄せると、警備・安全の面で不安が生じます。
2.安全かどうか?
~ すべてのイベントで、最も重視すべきことです。観客の安全は勿論ですが、スタッフの安全も考慮に入れなくてはなりません。規模により、傷害保険(イベント保険)への加入も、考慮すべきです。
※実施内容により、警察署や消防署への届出が義務付けられいる場合もあります。
3.予算にかなったイベントかどうか?
~ イベントを仕込むには、出演料やレンタル費(場所代・什器レンタル費、音響機材レンタル費、他)等の「直接経費」の他に、「雑費」部分をしっかり取っておかなければ、あとで『しまった!』ということに成りかねません。
※ 「雑費」には、誰でもすぐに思いつく交通費、食事代の他に、「現場」で、機敏に対処すべきものも含まれます。
○急病人が出た→スタッフが付いてタクシーで病院に行った→治療費を支払った →家まで送り届けた・・・といった経費も考えておかなければなりません。
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■プラン作りで最重要な課題、それは・・・■
「仕込み」の可能なイベントかどうか、です。
プランを立て、どんなに面白いイベントを思いついたとしても、そのイベントの実施が不可能では、“絵に描いた餅”です。プランニングと同時に、仕込み先も想定しておきましょう!
■プランが縮む?!■
そんなことはありません。実施不可能なプランは、“フィニッシュプラン”ではないのです!
不可能に思えるプランも、一部分「代案」を立てることにより、可能となります。また、いろいろな業者や、プロダクションに粘り強く当れば、面白がって、「仕込みを可能にしてくれる」ことだってあります。
■オリジナルイベントへの道■
だれも思いつかなかったイベントを見事立ち上げ、きちんと実施し、その斬新性が高く評価され、観客がひきも切らず押し寄せる・・・。
ぜひ、取り組んでみてください。仕込みに関しては、いろいろとご相談にのりますよ。