前回、このコーナーで「福引抽選会」について、次の3点をちょっと思わせぶりに書きました。
●スタッフの教育も大切です。絶対、守らせなければならないこととは?
●1等、2等など、上位の景品の出し方にも工夫があります。それは?
●「当ててほしい人に、当る方法」があります! どうやって?
3番目の「当ててほしい人に、当る方法」に関しては、随分と反響がありました。
要は確率の問題なのですが、「当ててほしい人のかたまりを、当たりやすい抽選器の前に置く」という方法です。その他『秘儀』とも云える裏技は、抽選会の運営会社に語り継がれているはず。
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それはさておき、ここでは上のふたつについて書きます。
▼スタッフの教育も大切です。絶対、守らせなければならないこととは?
それは “公正さ” です。不正を疑われない態度です。もし、知り合いに当りを回しているように見えたら、すべてが≪THE END≫です。
アルバイトにやらせるにしろ、商店会のスタッフがやるにしろ、抽選所の周りに、いつまでもスタッフの関係者らしき連中がたむろしているのは、けしていい光景ではありません。ディレクターは注意しましょう。
▼1等、2等など、上位の景品の出し方にも工夫があります。それは?
ターゲットのお客様が一番多い、曜日・時間に1・2等を出す、ということです。
これは前項の “公正さ” とは、矛盾するものではないと考えます。
何日間か実施する抽選会において、すべての本数の抽選玉を、最初から何台もの抽選機に無作為に入れて、それをすべて並べて「さあ、どうぞ!」 ということは、普通、ありえないことです。
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さて「お客さん」として、いつ抽選するのが当りが出る確率が高いかという と、
“私が想像するに”、
●金曜日の夕方から夜にかけてか、
●土曜の終日か、
●日曜日の午後の早い時間・・・、じゃないかと思いますよ―。