「お店のファン作り」のために行うイベントは、特に派手さは必要ありません。
お金をあまり掛けずに、そのかわり、継続的・定期的に「いくつかのイベント」を繰り返すことにより、固定客が付いてきます。
以前あるデパートで毎週土曜日、『母から子に伝える日本の文化シリーズ』と銘を打ち、「折紙教室」「手作りおもちゃ教室」「お絵かき教室」「あやとり教室」「わらべ遊び教室」「本の読み聞かせ教室」等を、週変りで行っていました。
対象は3歳児から小学校低学年生と、そのお母さんでした。
3年ほど続けましたが、しっかりと固定ファンが付いていました。
こうしたイベントを行う場合、講師を誰にするかがひとつのポイントです。
「幼い子どもとお母さん」という組合せとは云え、お客様にとって習う価値のある講師でなくては、なかなか納得してもらえません。
「折紙教室」・「お絵かき教室」・「本の読み聞かせ教室」の三つは、専門の講師に依頼しましたが、専門家のいない「手作りおもちゃ教室」・「あやとり教室」・「わらべ遊び教室」は、私の方で学生や、ボランティアの方を集め、趣味の団体を急きょ設立し、対応しました。
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さて、『折紙で壁面飾り』の講師は、日本折紙協会の方に依頼します。
1日だけの「折紙教室」は地味なイベントと見られがちですが、私の場合は9日間通しで実施しています。9日間かけて、最終日には子どもたちの手によるりっぱな壁画が完成するわけです。
また期間中、同時進行で製作過程を見ることが出来ます。そして、なんといってもこの企画の強みは、1点1点の子どもたちの折った折紙作品に、「名前」が書き込まれている点です。
9日間も行うと、2度目、3度目という家族連れがやってきます。子どもが自分の折った作品を探したり、祖父母を連れてやってきて、自分の作品を指差したり、「自慢」したりしています。
アレンジはいろいろと可能です。土日2日間の場合は、その分壁面を小さくします。
9日間実施するにしても、平日は「折り図」と材料の折紙を置いておけば、講師の派遣料を節約出来ます。
≪さあ、あなたのところでも、「折紙で壁面飾り」をやってみませんか?≫