ビジネスショーの初日。展示会場に向かうバスの中で、
イベントコンパニオン同士の会話。
「あなた、どこのブース?・・・ええっ、SONY!・・・いいわねえ・・・わたし?・・・ちょっと云いたくないけど・・・実は◯◯精機っていう会社。聞いたことある?・・・ないの?・・・そうよね・・・」
さて、『・・・』の部分のナゾ解きをしましょう。
「あなた、どこのブース? ・・・『わたしと同じ、名もない会社?』・・・
ええっ、SONY! ・・・『あなたがオーディション受かって、なんでわたしが落ちる訳?』・・・
いいわねえ・・・『ウッソー! あなた、コネ使ったでしょ』・・・
えっ、わたし? ・・・『嫌な女ね、云わせる訳?』・・・
ちょっと云いたくないけど・・・『でも、あとでどうせ知れることだし』・・・
実は◯◯精機っていう会社。聞いたことある? ・・・『マネージャーのAさん、有望な技術力のある会社だと云ってたわ』・・
ないの?・・・『無知な女ね、いや、ひょっとして』・・・
そうよね・・・『Aの奴、だましたわね』(わたしってミジメかも)」
概して、コンパニオンは1流企業がお好き。2流でもユニフォームが可愛ければ、少しは許せる。許せないのは、3流でしかもダサい制服。しかもレンタル品。
ネタ、もうひとつ。
コンパニオンは、平等が好き。
仕事内容も、休憩時間も、お弁当も、なにもかも。
これが難しいんだな。会社の顔である受付と、通路でのチラシ配布は、はっきり云って仕事のランクが違いすぎます。
『受付、楽そうだし、私たちにも、順番で受付やらせて!』と云われても、ねえ。
でもストレートにダメ出しすると、コレ、恨みを買いますゾ。「スポンサーの意向」にしちゃえ。『スポンサーがタコだから』って。
(2003.8.7)
=== 「イベント雑記」という記事を、2003年から2005年にかけて書いていたメルマガに掲載していました。内容的に若干古さを感じる点はご容赦下さい。(掲載した日にちを文末に書きました)・・・こちらのブログに転記させていただきます。===