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(株)ジーツーゲイトは「共感を呼ぶイベント」を提案します

もらってうれしいインビテカード

■インビテカードとは?■

 コンサートやイベントの「インビテカード」、もらったことはありますか?
 正しくは「インビテーションカード」。「招待状」のことです


 結婚式やパーティーのインビテーションカードは、東急ハンズで売っています。
 なかなかおしゃれに出来ていて、安いものは一枚20円程度で買えます。
 あとは家で年賀状を作るように、PCで必要事項を打ち込み、招待者に送るだけです。この場合、≪インビテカード=招待状≫です。


 なぜかイベント業界では(少なくとも私の身の回りでは)、「招待券」と「インビテ」は、別物です。

 どちらがアリガタ味があるかというと──断然、実券(※)に「ご招待」とゴム印が押されたもののほうです。≪ ⇒ 通常の招待券≫

実券・・・有料入場券のこと。通常、プレイガイドや「ぴあ」で売られているもののこと。主催者が作るオリジナルなものと、「ぴあ」のように、既定用紙にプリントアウトされたものがある。


 イベントの「インビテカード」は、「招待状」とは体裁が異なります
 普通、私製ハガキのウラに「INVITATION」と印刷されていて、簡単な会場の地図と、日時が印刷されています。色数は1色、ちょっと安っぽい!
 そして「このカードで、5名まで入場できます」なんて書かれてたりもします。


 では、どういう状況でこの「インビテカード」が手に入るかというと、

 通常、主催者サイドから直接受け取るケースがほとんどです。
 もしくは主催者サイドに近い人から、「コレあげるから、必ず行ってね」と云われてもらうケースです。

 主催者は、本来「インビテ」は出したくはなく、実券と、日頃お世話になっっている方にのみ配る「本物のご招待券」だけにしたいはず。
 それでも出さなきゃいけない訳があるのです!
 

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もらってうれしいインビテカード

 その訳とは、

 「客席がガラガラになりそう!」⇒「スポンサーの手前、マズイ!」⇒「出演者に申し訳ない!」⇒「かっこ悪い!」・・・です。
 そこで急遽、「インビテカード」発行となります。


 ただ、あまり関係のない人に「タダ券」は配りたくない。「タダ券を配って席を埋めた」という噂がたつのもコワイ。「じゃあ身内に配ろう!」となるのです。

         *         *         * 

 1年以上前のことですが、ある広告代理店から「女性の自立に関するシンポジウム」の「インビテカード」が私のところに回ってきました。
 講演者はマスコミでもよく知られた人で、パネラーとして高名な女優さんも出演者に入っていました。

 
 『新聞で広告、何度かうったんだけど、どういう訳か席が埋まらないんだ』
 『20人、集められないかなあ。そしたら一人当たり2,000円出すけど』
 『このままじゃスポンサーに対して、本当にマズイんだ』と弱り顔の担当者。

 日にちもあまりなく、なんとか10人ほどキープしましたが、それ以上は無理でした。平日の昼間、しかも真面目なテーマ(今さらと云ったテーマ!)だったので、食い付きはあまり良くありませんでした。
 (20人じゃなかったので2,000円×10人分ももらえませんでした)
 
   ◇    ◇    ◇

 無条件に頂くインビテカードは、なんとなく身内扱いされたようで嬉しいものです

 「実は、こんな券、持ってるんだけど、一緒にどう?」とか。
(2005.3.18)

=== 「イベント雑記」という記事を、2003年から2005年にかけて書いていたメルマガに掲載していました。内容的に若干古さを感じる点はご容赦下さい。(掲載した日にちを文末に書きました)・・・こちらのブログに転記させていただきます。===