そこに人が集まり、そこで人が楽しみ、そこが好きになる

(株)ジーツーゲイトは「共感を呼ぶイベント」を提案します

3.キャンプ場選びのポイント

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 最近はコロナの影響もあって、「ひとりキャンプ」の楽しさが提唱されています。それもなかなかいいものだろうなとは想像できますが、私はちょっと躊躇してしまいます。
 安全性と快適さがある程度確保されたキャンプ場で、まだ子供たちが幼かった頃、家族と一緒に過ごした楽しい思い出がよみがえります。

 キャンプ場は、いろいろなキャンプ道具の見本市会場のようです。ピカピカのテント、タープが風にはためき、「新商品はコレですよ」と教えてくれます。自分のサイトの設営が一段落したあと、よそのサイトを家族と一緒に「ああだ、こうだ」と云いながら見て回るのは、キャンプ場での楽しみのひとつです


 ★さて今回のポイントは、「キャンプ場選び」について。

 「去年までの所は良かったけれど、ちょっと飽きたかな」という時、誰でもガイド本を頼りに探すのではないでしょうか。その際のチェックポイントはだいたい次のようです。

 1.広さ~100平方mあれば、かなり広いほうだと云えるでしょう。
 2.清潔さ~トイレが水洗かどうか。掃除が常にされているかどうか。
 3.風呂~あるかどうか。清潔かどうか。露天か、or 温泉か。
 4.サイト~芝サイトか、土か。
 5.買い物の利便性~スーパーマーケットは近くにあるか。


 なんと贅沢な望みかと、呆れる方もいるでしょうが、家族で行くオートキャンプの場の場合、快適で、便利に越したことはありません。また、この程度の条件は、人気のキャンプ場はほとんど満たしています。


 私が以前行ったキャンプ場は、5つのチェックポイントをすべて満たし、インターネット上でも、何人ものキャンパーが絶賛していました。それでどうだったかと云うと、「私の家族には合わなかった」と云うほかありません。キャンプ場のオーナーの姿勢に「カチン」とくるものがあったからです。

 キャンプ場は、オーナーの思い入れが多分に反映されていて、ペンションと似たところがありますね。
 時に「大きなお世話だ!」と感じるいろいろな干渉が、“場内放送” という形で空から降り注いできます
 
▼ロケット花火使用禁止・・・使用したら即退場。返金ナシ。
 →そこまで云わなくても、と思い、そんなことまでなぜ全員が聞かされなくてはならないのだ!と違和感を感じました。

▼車の門限は21時まで。厳守のこと。
 →ここは寄宿舎か?! 何かの都合で遅れて帰ってきた時の対応は、どうなっているんだろう。
『お声を掛けていただければ、鉄扉を開けます』と、ひとことないのか。

▼「夜7:00から、子ども向けの盆踊り大会を連日開催します」
 →炭坑節のフリを1時間マイクでがなるのは、やめてくれ!

 一体いつから、キャンプ場はこんなに騒がしくなったのだろう。

 いろいろな規則を作り、「利用者の安全を守るため」という大儀名分を越えて、キャンプ場側の都合ばかりが表に出ると、ちょいと鼻につきます。まして、日常を離れてリゾート気分に浸りたいのに、これじゃあね。

 情報をいろいろ集めてみても、“行ってみなけりゃ判らない” というのはつらいところです。人により家族により、合う合わないはあることですから。


 ★そこで、私の好きなキャンプ場をご紹介します。

 場所は千葉県の房総、九十九里の下端の岬町です。
 ここも“場内放送”はあるのですが、ぐっと少なく、滞在者にとって有益な情報のみです。平均64平方mと、サイトは少し狭いのがたまにキズですが、風呂はバツグン。トイレは最高にキレイ。海は近くて、買い物は便利。おまけに、いろいろな虫がたくさんいます!!

 朝は、英語の似合わない「塩辛声で漁師顔」のオーナーの挨拶から始まります。
 “グッド モーニング エブリバディ!”これには毎回笑わせられます。
 続いて「177」からの天気予報がスピーカーから流れ、近隣の観光情報、最後に「今日1日が楽しく、有益な日でありますことを、心よりお祈りしています」で結ばれます。

 前の年まで続けて4回行ったのに、その年はつい浮気をしちまって、お父さん、深く反省しているよ。だからいつか必ず、リベンジだ!!

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『ワイルドキッズ岬オートキャンプ場』のホームページ
 http://wildkids.jp/
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 【追 記】
 このことは、自分が日頃行っているイベントの現場に置き換えたとき、考えさせられる点が多々ありました。必要以上に司会者がお客様に投げかける注意コメントは、すべてディレクターからの指示なのです。(つまり私です!)これはもっとセーブすべきだと、反省しました。