そこに人が集まり、そこで人が楽しみ、そこが好きになる

(株)ジーツーゲイトは「共感を呼ぶイベント」を提案します

『既製品』のイベントと、その数

 

 

■既製のイベントの数は■

 

 世の中にイベントのネタ数は一体いくつあるのだろうか?

 
業界誌である『イベントレポート』(インタークロス研究所)が、1年に一度発刊していた『イベントツール事典』(ちょっと古いのですが廃刊になっているので2002年度版)でその数を数えてみました。「ジャンルでさがす」で検索すると、

 1.パッケージイベント  ■176アイテム
  ●文化催事用展示/各種工作教室・その他/動物・昆虫
 
 2.遊具機器     ■395アイテム
  ●膜体遊具/乗り物/体験マシーン/仮想体験/着ぐるみ/ゲーム(屋内・屋外)/スポーツツール・運動会用品//抽選機/コンテスト機器/縁日・お祭り用品/その他

 3.エンターテイメントショー ■455アイテム
  ●ステージショー/キャラクターショー/パフォーマー/マジシャン/モノマネタレント/ミュージシャン/ダンサー/コンパニオン/モデル/劇団/警備員・警備システム/タレント派遣/その他・サービス

 4.PR・SPツール・イベントカー  ■130アイテム
  ●飛行船/アドバルーン/エアアーチ・バルーン・インフレータブル/のぼり・旗/チンドン屋/映像搭載車/ステージ搭載車/ボードカー/送迎用車両/ノベルティ/風船/その他

 5.AV関連・特殊効果    ■74アイテム
  ●音響機器製造・レンタル・運用/照明機器製造・レンタル・運用/映像機器製造・レンタル・運用/花火/降雪機/祝砲/特殊効果機器・レンタル・運用/その他

 6.展示装飾・設営・施工   ■68アイテム
  ●デコレーション/パネル/トラス/仮設ステージ/テント/その他

 7.その他       ■69アイテム
  ●食材提供/厨房機器レンタル/コスチューム製造・レンタル/小道具製造・レンタル/ストリートオルガン/通信・中継サービス/来場者管理システム・マーケティング/その他

  ■■総計 1,367アイテム、でした。

 ネタ元違いで、内容がほぼ同じもの。「ジャンル分け」の段階で、またがって記載されたものもありますので、アイテム数で云うと、実態は1/3程度と考えられます。→ → → 450ぐらい。
※これが世の中に流通するイベントの全てではありません。
 ただし、パッケージ化された『既製品』としてのイベント、と考えると、90%はカバーしているのではないでしょうか。
  (経験に基づくワタシのカンですが!?)

  ◇    ◇     ◇

■ありもののイベントを組み合わせて実施■

  これらパッケージ化された『イベント』は、「単品」でイベントとして成立する“主役型”ものと、主役をサポートする“脇役型”のものに分かれます。もちろん、すべて買うことができます。
 例えば・・・
 □□商店会主催で、『さくら祭り』を4月の第1土日に2日間実施する、としましょう。ご来場いただくファミリーのために、上記のネタの中から、次のようなイベントを、「中央広場」で実施することに決定したとします。
  【主役型】~外部発注
  ・スーパーマリオのふわふわ(膜体遊具) ~2日間
  ・パフォーマー(風船ピエロ・パントマイム) ~1日2人/2日間
  ・ヘリウムガス風船配布(1日1000個) ~2日間
  【脇役型】~外部発注
  ・音響機材 ・司会者 ・コンパニオン ・進行スタッフ
 上記のイベントにかかる費用は、イベント制作会社1社に任すと、一式で約150万~180万円程度です。私の会社で請けても、同じです。
 こうしたイベントの発注の仕方もあります。『既製品』のイベントを、そのまま採用するという方法です。
  ◇    ◇      ◇
■イベントはやり続けることが肝心■
 ただ、ここで私が提唱したいのは、別のものです!
 実施する側がイベントにもっと深く関わり、「手作り」感があって、費用をあまり掛けないイベントです。
 費用を掛けすぎると、「次」がなくなってしまいます。イベントは、やり続けることが大切です。
 「あの店はいつもなにかやっている!」「あの店はいつ行っても楽しい!」という声が聞きたいのです。ファンを育てるところに意味も、醍醐味もあります。
 自分の地域のお客様の特性を考え、オリジナリティのあるイベントを“創り”ましょう!
 「オリジナリティのあるイベントとはなにか?」
 次回からしばらく、そのことについて考えてまいります。