■既製のイベントの数は■
世の中にイベントのネタ数は一体いくつあるのだろうか?
業界誌である『イベントレポート』(インタークロス研究所)が、1年に一度発刊していた『イベントツール事典』(ちょっと古いのですが廃刊になっているので2002年度版)でその数を数えてみました。「ジャンルでさがす」で検索すると、
1.パッケージイベント ■176アイテム
●文化催事用展示/各種工作教室・その他/動物・昆虫
2.遊具機器 ■395アイテム
●膜体遊具/乗り物/体験マシーン/仮想体験/着ぐるみ/ゲーム(屋内・屋外)/スポーツツール・運動会用品//抽選機/コンテスト機器/縁日・お祭り用品/その他
3.エンターテイメントショー ■455アイテム
4.PR・SPツール・イベントカー ■130アイテム
5.AV関連・特殊効果 ■74アイテム
●音響機器製造・レンタル・運用/照明機器製造・レンタル・運用/映像機器製造・レンタル・運用/花火/降雪機/祝砲/特殊効果機器・レンタル・運用/その他
6.展示装飾・設営・施工 ■68アイテム
●デコレーション/パネル/トラス/仮設ステージ/テント/その他
7.その他 ■69アイテム
■■総計 1,367アイテム、でした。
ネタ元違いで、内容がほぼ同じもの。「ジャンル分け」の段階で、またがって記載されたものもありますので、アイテム数で云うと、実態は1/3程度と考えられます。→ → → 450ぐらい。
※これが世の中に流通するイベントの全てではありません。
ただし、パッケージ化された『既製品』としてのイベント、と考えると、90%はカバーしているのではないでしょうか。
(経験に基づくワタシのカンですが!?)
ただし、パッケージ化された『既製品』としてのイベント、と考えると、90%はカバーしているのではないでしょうか。
(経験に基づくワタシのカンですが!?)
◇ ◇ ◇
■ありもののイベントを組み合わせて実施■
これらパッケージ化された『イベント』は、「単品」でイベントとして成立する“主役型”ものと、主役をサポートする“脇役型”のものに分かれます。もちろん、すべて買うことができます。
例えば・・・
□□商店会主催で、『さくら祭り』を4月の第1土日に2日間実施する、としましょう。ご来場いただくファミリーのために、上記のネタの中から、次のようなイベントを、「中央広場」で実施することに決定したとします。
【脇役型】~外部発注
・音響機材 ・司会者 ・コンパニオン ・進行スタッフ
・音響機材 ・司会者 ・コンパニオン ・進行スタッフ
上記のイベントにかかる費用は、イベント制作会社1社に任すと、一式で約150万~180万円程度です。私の会社で請けても、同じです。
こうしたイベントの発注の仕方もあります。『既製品』のイベントを、そのまま採用するという方法です。
◇ ◇ ◇
■イベントはやり続けることが肝心■
ただ、ここで私が提唱したいのは、別のものです!
実施する側がイベントにもっと深く関わり、「手作り」感があって、費用をあまり掛けないイベントです。
費用を掛けすぎると、「次」がなくなってしまいます。イベントは、やり続けることが大切です。
「あの店はいつもなにかやっている!」「あの店はいつ行っても楽しい!」という声が聞きたいのです。ファンを育てるところに意味も、醍醐味もあります。
「あの店はいつもなにかやっている!」「あの店はいつ行っても楽しい!」という声が聞きたいのです。ファンを育てるところに意味も、醍醐味もあります。
自分の地域のお客様の特性を考え、オリジナリティのあるイベントを“創り”ましょう!
「オリジナリティのあるイベントとはなにか?」
次回からしばらく、そのことについて考えてまいります。
次回からしばらく、そのことについて考えてまいります。