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(株)ジーツーゲイトは「共感を呼ぶイベント」を提案します

第5回目・イベントの準備をする/制作作業(1)

■スタッフを決める~キミこそディレクター■

  第5回目をお届けします。前回まで『イベントの実施を決定する』というタイトルで、4回連載しました。
 今回から、『準備をする/制作作業』に入ります。今までウンチクを書いてきましたが、正直“どうかなあ?”という思いがありました。


 でも、これから面白くなります!! 

 なにせ「イベントの真髄」である制作=仕込み』についての話ですから。
 本番は「仕込み」の結果です。「仕込み」が完璧ならば、本番は成功するに決まっています!
 
 余談ですが、映画の世界では『製作』という文字をあてます。テレビ・演劇の世界では『制作』。
 イベント業界(?)も後者です。

八幡宮商店街のイメージ画像

八幡宮商店街(イメージ)

 

 ■舞台は「八幡宮商店街」です■

  さて、これから話を進めるうえで、お話しの「舞台(ステージ)」を設定しました。

 八幡宮商店会」です。(架空の商店街です)

 

 あなたは今年度「八幡宮商店会」の役員に選ばれました。「△△洋品店」の二代目、それがあなた(Aさん)です。役員は、あなたの他に3人います。
 B・C・Dさんで、そのなかで1番の若手があなたです。

 商店会長は「□□金物店」のご主人Eさん。息子さんは家業を継ぐのを嫌って、サラリーマンをしています。Eさんは責任感の強い人で、引き受け受け手のいない会長職を2期務めています。ただ最近、持病の神経痛の具合が良くないらしく、ちょっと弱気です。

 1年のうち、役員の仕事で最も大きいのが、八幡宮の秋の大祭にひっかけた大売り出しです。毎年行われてきましたが、ここ数年、売上げは下降ぎみです。

 今までも、福引抽選会等、イベントもやってはいたのですが、賞品に魅力がなかったのか、直接の集客にはつながりませんでした。


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■プロデューサーとディレクターの違い■

  「さあ、みんなで手分けしてやるぞ」「まず会議だ!」と、事は進みそうですが、ちょっと待って下さい。その前に、どうしても決めておかなければならない事があります。 

 それはディレクター、プロデューサーはだれかということです。売り出しを成功するためには、「決定権者の存在」は重要です。


 では一応ここで、ディレクターとプロデューサーの違いを整理しておきましょう。

プロデューサーは金庫番。経費、予算を握っている人です。会社ならば、社長さん、町内会・商店会ならば会長さん、幼稚園・学校ならば園長(校長)先生です。

●そしてディレクターは、プロデューサーに任命されなくてはいけません。プロデューサーの信頼と権限委譲により、イベント実施に向けて強力にプランを進める人です。

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 さて「八幡宮商店会」の役員会で、張り切りマンのAさんは、次のような提案をしました。

1.集客のために、もっとイベントを増やそう!
2.強力に企画を進めるために、責任者を決めよう!
3.責任者が決まったら、みんなでサポートしよう!

 そして、“ディレクターとプロデューサー”という上記のような考え方を披露しました。これに対し、会長のEさんは、前年の不振の反省から、Aさんの提案を全面的に支持しました。

 「するってぇーと、商店会会長のオレがプロデューサーとやらになるとして、Aさん、ディレクターはあんたにやってほしいんだ」と、頭を下げました。

 B・C・Dさんも賛成して、全員一致でAさんは今回のイベントのディレクターに選出されました、とさ。

[つづく]

 

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